現場の「イライラ」を経営の「力」に変える技術

2026/3/31 06:08

三重県松阪市の瓦屋、和田商店の和田です。

​屋根の仕事、特に伝統的な瓦工事や、最近力を入れている遮熱工事の現場に立っていると、毎日が「想定外」の連続です。天候の急変、材料の遅延、あるいは現場でのちょっとした伝達ミス……。

​経営者として、あるいは職人として、「ついカッとなってしまった」「後で言い過ぎたと後悔した」という経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか。

​実は私、9年前に「アンガーマネジメントファシリテーター」の資格を取得しました。コロナ禍などで少し活動を控えていた時期もありましたが、今改めて、この技術こそが今の建設業界、そして地域経営に不可欠だと確信しています。

1. 「怒り」は消さなくていい

​誤解されがちですが、アンガーマネジメントは「怒らない人になる」ための修行ではありません。怒りは人間にとって自然な感情ですし、時には「より良い仕事を目指すためのエネルギー」にもなります。

​大切なのは、「怒る必要があることには正しく怒り、怒る必要のないことには怒らなくて済むようになる」という、感情の線引き(コントロール)です。

2. 怒りの「コスト」を計算してみる

​経営者の視点で見ると、感情に任せて怒鳴ることは、実は非常に「コスト」が高い行為です。

・信頼の損失: 一度の怒鳴り声で、長年築いた職人さんとの信頼が揺らぐ。

​・精度の低下: 殺気立った現場では、冷静な判断ができず、施工ミスが起きやすくなる。

​・採用への悪影響: 今の時代、高圧的な現場には若い力は集まりません。

​瓦1枚、ビス1本を丁寧に止めるのと同じように、自分の「感情」も丁寧に扱うこと。それが結果として、お客様に最高の仕上がりを届ける近道になります。

3. 私が再び「アンガーマネジメント」を語る理由

​難しい瓦工事にプライドを持ち、新しい遮熱技術に挑戦し続ける中で、私が一番大切にしたいのは「人」です。​共に働く仲間、支えてくれる家族、そして地域の皆様。

感情をコントロールする技術を磨くことは、関わるすべての人を大切にすることに繋がります。

​このブログでは、私が現場や経営で実践している「イライラとの付き合い方」を、少しずつお伝えしていきます。

​「自分もついカッとなってしまうな」と感じている同業の皆さん、あるいはチーム運営に悩むリーダーの皆さん。一緒に、より「強い現場、温かい会社」を作っていきませんか。

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