伊勢の伝統と未来をつなぐ 伊勢神宮 第63回式年遷宮「お木曳行事」に参加いたしました

2026/6/4 03:11

皆様、こんにちは。明治21年の創業以来、130年以上にわたり屋根を守り続けております株式会社和田商店です。

5月31日 大変光栄なご縁をいただき、伊勢神宮の第63回神宮式年遷宮に向けた伝統行事「特別神領民奉曳(お木曳行事)」に参加させていただきました。

二十年に一度、御用材を神域へ運び入れる伝統行事

「お木曳(おきひき)」とは、20年に一度の式年遷宮の際、御社殿を建てるための大切な「御用材」を神域へと運び入れる、由緒ある伝統行事です。

何百年もの長い歳月にわたり、多くの人々の手によって大切に紡がれ、今日へと受け継がれてきたこの行事。今回、非常に光栄なことに「特別神領民」として参加させていただくことになり、全身白装束に背中に大きく「伊勢」の文字が入った真っ白な法被に袖を通しました。その一員として歩むのだと思うと、身の引き締まる思いがいたしました。

「エンヤー!」の掛け声とともに、6トンの奉曳車が動き出す

神事の最中は、厳かな雰囲気をまとったお木曳日和の曇り空。奉曳(ほうえい)が始まると、沿道はたくさんの人で埋め尽くされ、ものすごい熱気に包まれました。手に持つ綱はずっしりと重く、すぐに腕が悲鳴をあげるほどでした。

「エンヤー!」という威勢の良い木遣り(きやり)の掛け声が響き渡り、650名にものぼる全員の心が一つになった瞬間、6トンもの巨大な奉曳車が動き出しました。木製車軸と車輪の摩擦によって発せられる「椀鳴り(わんなり)」──「ブォーン」という独特の大きな響きが轟きました。

その地響きのような迫力と、沿道のみなさんからの温かい声援に包まれた一体感。あの場に立ち会えた感動は、本当に鳥肌が立つほどでした。

曇り空が嘘のような、吸い込まれそうな五月晴れ

すべての神事が無事に執り行われた後、午後になってふと見上げると、それまでの曇り空が嘘のような、吸い込まれそうなほどの美しい青空が広がっていました。

まるで、この記念すべき日をお祝いしてくれているかのような、見事な五月晴れ。心地よい疲れとともに、とても清々しい気持ちで一日を締めくくることができました。

その後、外宮様にてありがたく御朱印をいただき、大変貴重な記念の「令和の御神木(木曽檜)」や「無垢塩草」を拝受いたしました。

「守り、つなぐ」精神を、屋根の仕事へ

普段、私たちは松阪市を拠点に、伊勢のおかげ横丁をはじめとする地域の屋根工事などを通じて、大切な建物や街並みを守るお手伝いをさせていただいております。

今回こうして、気が遠くなるような長い年月、人から人へと大切に受け継がれてきた神宮の「継承」の文化を肌で体感したことで、私たちもまた「地域の歴史や技術を次の世代へ繋いでいく一員でありたい」という想いが、より一層深まりました。

今回の素晴らしい体験でいただいたエネルギーと感謝の気持ちを胸に、これからも地域のみなさまに寄り添い、誠実に歩んでまいります。


素晴らしい機会をいただきました関係者のみなさま、そして共に心地よい汗を流したみなさま、本当にありがとうございました!

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